個を活かす雰囲気づくりで大切なこと

個を活かす雰囲気づくり大切なこと

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集団で行動する難しさを感じたことはありますか。

特にリーダーを任された人は、個性豊かなメンバーを前に不安でいっぱいかもしれません。

生産性の高いチームとはどんなチームだと思いますか?

優秀な人を集めたチームでしょうか?

実はどのように協力しているかがポイントです。

そういうチームをつくるための大切な考え方をまとめました。

きいろたちの会話

きいろ
きいろ

今日、レモンの輪切りショップ(職場)では、大きな異動があったよ。

従業員がみんな変わっちゃった。

性格も考え方もみんなバラバラで、明日からやっていけるかな…。

あおさん
あおさん

そうかー、そんなに違いがあるの?

きいろ
きいろ

うん、カニさんやうさぎさん、こんぶさん、はんぺんさん、サメさんがいたな。

いろんなメンバーがいるよ。

あおさん
あおさん

ええ、それはまとまるのかな…。

しゅんぺい
しゅんぺい

今の時代、多様なメンバーが一緒に働いたり活動したりするのは当たり前だよ。

それに、「よいチーム」や「生産性の高いチーム」というのは、

同じようなメンバーが集まっているチームとは限らないペイ!

きいろ
きいろ

そうなの?

プロジェクトアリストテレス

しゅんぺい
しゅんぺい

きいろはインターネットで検索するとき、グーグル(Google)を使うね。

きいろ
きいろ

そうだね。

しゅんぺい
しゅんぺい

その有名なGoogleでは「プロジェクトアリストテレス」

という取り組みがあるのだペイ。

あおさん
あおさん

なにそれ?

しゅんぺい
しゅんぺい

2012年、Google社が「生産性の高いチームの条件は何か」という問いに対して、

答えを見つけることを目的に行われた研究だペイ!

きいろ
きいろ

すごい!どんなチームが生産性高いの?

あおさん
あおさん

やっぱり、優秀で高い能力を持ったメンバーを集めたチームじゃないの?

しゅんぺい
しゅんぺい

そう思うよね。

ところが、そうではなかったんだペイ!

きいろ
きいろ

ええ!!

しゅんぺい
しゅんぺい

実は「チームがどのように協力しているか」が重要だったんだペイ!

あおさん
あおさん

へええ!そうなんだね!

しゅんぺい
しゅんぺい

チームが協力できる重要な要素として、「心理的安全性」が挙げられているペイ。

きいろ
きいろ

え!また難しい言葉だ。どういうこと?

心理的安全性とは

心理的安全性とは

ひとりひとりが安心して発言・行動できること

あおさん
あおさん

ほー…どういうこと?

しゅんぺい
しゅんぺい

例えば、包丁を持った人が、こちらをにらみつけていて、

「さあ、意見を言え」と言われたらどう思う?

きいろ
きいろ

それは、怖いし、刺されるんじゃないかってまともに意見できないよ。

しゅんぺい
しゅんぺい

そうだね。

じゃあ、にこにこ笑顔で、信頼できる人たちが「君はどう思う?」

と言ってきたら?

きいろ
きいろ

それなら発言しやすいよ!

安心して本音を話せると思うよ。

しゅんぺい
しゅんぺい

そうペイ、このような、安心して発言できる

行動できるということが「心理的安全性」なんだペイ!

しゅんぺい
しゅんぺい

これは、自由な発想やテンポの良い反応をひきだすことができる。

仲の良い友達や家族なら話しやすいし、思いつきもすぐ言葉にできるのと同じだね。

きいろ
きいろ

確かに、あおさんにならあれやろう!これやろう!

と気にせず発言できるよ。

この前も「レモンパフェをつくろう!」と言って、

すぐに一緒につくったよね。

あおさん
あおさん

あれはおいしかったね!

意図的につくりだすには組織の文化や制度が重要

しゅんぺい
しゅんぺい

この心理的安全性を、会社などの組織では、意図的につくりだす必要があるんだペイ!

あおさん
あおさん

ああ、職場に、いるだけで場が和むようなメンバーがいるよ!

そういうメンバーがいると、仕事しやすいよ。

しゅんぺい
しゅんぺい

個人の努力だけでなく、心理的安全性を確保できるよう、組織の制度や文化を整備する必要があるペイ。

きいろ
きいろ

そうか。

しゅんぺい
しゅんぺい

心理的安全性を大切にする文化を、トップの人やリーダーが理解して、

自らの行動を調整するのが大事だペイ。

しゅんぺい
しゅんぺい

そして、自分らしくふるまえる環境をつくることで、

多様なメンバーが活躍できる社会になっていくんだペイ!

きいろ
きいろ

なんとなく、大切なことわかったよ。

でもさ、組織を変えるのってほんと難しいよ。

まずは自分でできることってないかな?

しゅんぺい
しゅんぺい

そうなんだペイ。難しいけど大切だペイ。

自分でできることとして、少し紹介するペイ。

自分でできること

  • 挨拶
  • 雑談
  • 思い込みを問いなおし続ける
きいろ
きいろ

あいさつはするように気をつけてるよ!

雑談は、そんなに得意じゃないんだ。

でも、少しづつできることを自分でも考えてみるよ。

あおさん
あおさん

思い込みを問いなおし続ける」というのは

どういうこと?

しゅんぺい
しゅんぺい

バイアスすなわち固定観念を考えなおそうということだペイ。

「今の発言は傷つけなかったか」、「今の考えは事実か」のようにね。

バイアスの例としては、「うさぎは気弱でにんじんしか食べない」とか。

きいろ
きいろ

それは違うよ!職場にいるうさぎさんは、快活で、

ブロッコリーや大根もバリバリ食べるよ!

しゅんぺい
しゅんぺい

もちろん、そうペイ!

でも、「うさぎはにんじんばっかり食べてるから気弱なんだ」

という発言をしたとすると…。

あおさん
あおさん

うさぎさんを傷つけるかもしれないね。

しゅんぺい
しゅんぺい

そう、そんなとき、「あの発言は本当によかったのか?」

と問いなおすことが大切だペイ。

誰しも、固定観念は持っている。それを失くすのは、かなり難しいことかもしれない。

でも、「これは固定観念(バイアス)だったかも?」と、考えることで、世界の見方を変えることができるペイ。

きいろ
きいろ

そういう重要な物事は、考え続けることが大事なんだね!

まとめ

チームの生産性を上げるというのは、ただ、優秀な人を集めればいいわけではありません。

安心して発言・行動できる環境づくり、心理的安全性を構築することが大切です。

それは、組織の文化や制度を整えるなど大きな努力が必要です。簡単なことではありません。

ただ、自分たちにできることは何か、考え続けることが視野を広げるかもしれません。

参考文献

・SDGs思考 社会共創編―価値転換のその先へ プラスサム資本主義を目指す世界/田瀬和夫 SDGsパートナーズ著

・業務改善士が教える68の具体策 チームの生産性をあげる。/沢渡あまね

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